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大相撲処分関係 [その他]

鳥取県警や検察次第では、まだ揺れ動くかもしれませんが、なんとなく雑感を。

協会全体としては、今後の暴力の否定と隠蔽しないような体質を作って欲しいと思うんで外部有識者も取り入れつつ改革をしてほしいと思います。2月には理事選があるので、そのあたりでまた協会としての対策が発表されるものとは思いますが、協会内部だけでは変えられないのは諸々の事件から数年でこうなったことを見ても明らかです。


日馬富士に関しては引退勧告相当という横審の判断はありますが正式な処分は下っていません。おそらくは除名等には至らず引退届は受理して功労金減額処分あたりになるのでしょう。除名は野球における永久追放と同様に、競技の公正にかかる問題に関して行われるもので今回のケースではそこには至らないのかなあと。なお、引退時に支払われる金額は退職金に当たる功労金と、プロとして得られる懸賞金やグッズ関係のプール金があり、後者は満額支払われるはずですが、朝青龍の時と同様、払うな的なクレームがつくんでしょうね。ただ、こっちはどうあれ当然もらえるべきものであるはずです。

同席していた白鵬と鶴竜は1月の給与不支給(白鵬は2月も50%)となりました。現状、警察からも咎められていない以上、現場にいた事の結果責任以上のものは問えないのではないでしょうか。もちろん、暴力事件に関わっている以上は今後さらに意識の高い振る舞いが要求されるのは間違いないところです。
それにしても白鵬黒幕論をTwitterとかでつぶやいている人が多くいるわけですが、それをいうのなら証明するのは咎める側のはずなんですが、思想の左右を問わずエビデンス云々で吹き上がっている人が、ろくに証拠も出さずに追放しろとか言っているのを見ると失笑を禁じえませんね。

親方衆では、八角理事長が3ヶ月の無給処分、伊勢ヶ濱親方は管理責任を問うて2階級下の役員待遇委員に降格。ただ、今回の問題は伊勢ヶ濱が内々で手打ちにしようとしたことが発端であり、結果として大きく信用を失墜させたことを考えると管理責任だけの問題ではなく、伊勢ヶ濱は平年寄降格(+部屋閉鎖)でもおかしくはなかったと思います。今回、一番責任が重いのは伊勢ヶ濱でしょう。こうした体質を替えることを求められているはずです。

貴ノ岩は、仮に初場所が休場でも十両最下位以下には降格させないという発表がありました。それは良かったのですが、貴ノ岩が被害者なのは明らかであり、本来は九州場所の番付が維持されてしかるべきかなと思います。貴乃花の手続き不備があるので九州場所全休扱いは仕方ないにしても、初場所の番付は維持されてもいいはず。ここは、もう少し配慮してもよかったところです。

最後に発表になった貴乃花も伊勢ヶ濱と同じく2階級下の役員待遇委員に降格となりました。被害者の立場は間違いないにしろ、貴乃花は協会の理事であり、警察の捜査とは別に協会内部の調査等に協力する必要があったのは間違いないので処分自体が行われるのは当然だと思います。少なくとも理事としてやるべきことをしていないという点で伊勢ヶ濱と同等と判断したのでしょう。まあさすがに、1等級くらいでお茶を濁すかと思ってたので意外でしたが。


2月の理事選には再び貴乃花も出馬してくるはずで、その時の各親方の動き次第ではまた情勢も変わってくると思います。貴乃花が一途に相撲のことを考えていることは間違いないのですが、今の聖人扱いされている貴乃花も実像を捉えているとも思えないので、その辺の不安はよぎりますね。

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