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高校生クイズの感想 [その他]

あえて項を分けるほどではまったくないのですが。今日は休みであったので、録画していた高校生クイズを見ました。正直、他人にそのスタイルを強いるつもりは全く無いですが、最後まで見ないと感想は語れないと考える性質なので今回も最後まで。これはそういう信念というよりは、最後まで見れば途中まで低評価でももしかしたら素晴らしい評価になるかもしれないという甘い考えを持っているからではあるのですが。たいてい裏切られますけど。

高校生クイズは2010年ころの知の甲子園路線に戻ったようで、なんというか当時と同じような感じになりました。ちなみに2010年2012年

プレーヤーがすごいのはもちろん見てわかるのですが、その凄さを強調するために学校の受験実績等を強調せずプレーヤーそのものの凄さを取り上げてほしいということころは変わりません。まあ、凄さを示すわかりやすい指標なのでしょうけど、クイズ番組での凄さはクイズによって示されてほしいと思うので。別に受験名門校にいるからクイズが強いわけではないでしょうし、そうでこそ目指すべき日本の頭脳ということになるんじゃないんですかね。

2010年当時、これで今のクイズ研以外の高校生はこの番組に参加したいと思うのかと考えていましたが、ウルトラ風や頭の体操路線を経て知の甲子園に戻った今年の参加者が4000人弱と考えると出たいとは思わなかったということでしょうし、もはや関係者もそれを良しとしているのでしょう。高校生クイズは多くの高校生にとって出たいイベントではなく、今回出演していた武田アナが出ていた当時の地方大会に万単位の学生が集まるというイベントはもう幻であろうと思います。
(それがライオン社がスポンサーから降りた大きな理由かなあとも。おそらく毎年多くの若者に生活用品を扱う自社をアピールすることで、将来の消費にまで印象づけることができる効果は絶大だったと思うので。)

まあ、高校生クイズの方針としてはそれでいいのかもしれません。ただ、視聴者参加クイズがごく少数になった今、多くの人がクイズを高校生クイズのようなエリートや、芸能人やクイズノックのようなタレントがやるのを「見る」ものだと認識しているような時代に、クイズを「やる」きっかけってどこにできるんですかね。クイズ界隈はあまり高校生クイズの参加者数を気にしているような感じではないので、名門校のクイズ研に入った人がやれば十分という認識なのかもしれませんが、日本クイズ協会の人とかは広範な普及を考えていると(多分)思うので、競技人口の問題をどう考えているのかなとかは思います。

そしてそういうクイズを「やる」ものと認識されない時代にクイズゲームなんか流行らせようとするのは大変だと思います。QMAをはじめ各種アプリに至るまで、クイズゲームの隆盛を祈念して締めとしたいと思います。


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